商品開発・販売Product Development and Sales

製品概要

音熱環境開発株式会社とBYUCKSAN株式会社(韓国最大の建材メーカー)が協同で開発した ロックウールと、特殊な木毛板で構成された、RC,鉄骨造用の外断熱、木造壁の付加断熱に使用できる、画期的な、最新の不燃断熱材です。

断熱性能と形状

熱伝導率0.034W/mKの高性能ロックウールをラメラ状にして(繊維方向を縦にして) 耐圧強度を非常に強くし、水蒸気の流れを良くし(透湿抵抗を低く)片面に水蒸気の透過 が良く、強度のある特殊な準不燃木毛板を貼り付け、木毛板、ロックウールを貫通して、 プラスチックワッシャー、長ビスで躯体に固定し、木毛板表面に直接モルタル等で外装仕上げをしたり、通気層を設置して乾式の外装仕上げが出来る、多機能な特徴を有する断熱材です。

RC外断熱構造図

木造外張り断熱構造図

エコ・ラメラボードの特徴

耐火性能

1,000℃にも耐えることができる不燃断熱材です。

透湿性能

断熱材と軽量モルタル層からの透湿だけでなく、特殊木毛板の層が、内部の水蒸気圧を広く分散し短時間で水蒸気を均等に外気に分散します。

耐衝撃性能

ラメラボードのロックウールの繊維は、壁面に対して直角に立っているので耐圧力に優れ、木毛板とモルタル面の複合強度により耐衝撃性をさらに強くします。

耐久性能

進歩したモルタル仕上げは、乾式サイディング仕上げよりも長寿命で長持ちします。

断熱性能

外張り付加断熱の木部のヒートブリッジを無くし、高性能な断熱性能を発揮します。

デザイン性

モルタル仕上げは、多様なデザインに対応できます。

シロアリ対策

無機系断熱材なのでシロアリをまったく寄せつけません。

外壁表面仕上げと建物の外観

ラメラボード木毛板表面に、特殊モルタルを使用する塗り壁がお奨めです。勿論 通気層工法を採用し、サイデイング、ガルバ鋼鈑等、金属サイデイング仕上も可能です。 場所にも依りますが、断熱材自体が燃えませんから、法規に従えば、木材等の仕上も可能になります。

モルタルと言うと、昔のイメージで、クラックが生じやすい、割れて寿命が短いと考えがちですが、現在は技術力が進歩して、30年、40年もの耐久性が認められております。
サイデイングは、それなりに素晴らしい工法ですが、コーキングを使用するために、紫外線劣化が大きく、10年、15年毎に、コーキングをやり直さなければなら無い宿命を抱えており、モルタルの塗り壁よりも長期的にはコストアップになってしまいます。

北欧やヨーロッパの外装仕上は圧倒的にモルタル仕上げが多いようです。 日本でも、モルタル自体の品質や技術的な進歩ばかりでなく、補強材として使用されるガラス繊維の網(メッシュ)や透湿抵抗の低い塗料の開発、更に施工技術の向上等、目を見張るものがあります。
最近は全国的に塗り壁が見直されてきており、住宅のデザイン上からも好評のようです。
アメリカの著名な建築家が対談で、“先生は何故建物の外装にStucco(モルタル) ばかりを使用するのですか“ と言う問いに対して、“建物のデザイン上の多様性ばかりでなく、この地域はハリケーンや竜巻が多く、風に対する強度が非常に優れているからです。
地球温暖化のせいか、最近はハリケーンや竜巻が頻発していますが、Stuccoの壁は 一度も損傷を受けたことがありません。これが最大の理由です。“と回答しています。 (E.D.U. Energy Design Update アメリカの専門誌) このように、風圧に対する強度や、外壁の遮音性の向上に於いては、ラメラボードのような、高密度ロックウールと木毛板をベースにするモルタル構造は、発泡系断熱材とは異なり、桁違いの強度と耐久性を発揮するのです。

建物の外装に於ける塗り壁がもたらす高級感、漆喰に見られる伝統的な落ち着きと安定感 更にデザイン上の多様性等、古くなればなるほど、風格さえ感じさせる伝統的な、日本人の感性にマッチする建物の風合い、雰囲気等、そのメリットは計り知れません。

建築物理(建築科学)にもとずく理論的な裏付け、モルタルばかりでなく、町並み保存に うたわれる漆喰仕上げ、通気層工法も可能な多様性とポテンシャルををご理解頂き、ご採用くださいます様、宜しく御願い申し上げます。

Copyright (C) ONNETSU KANKYO KAIHATSU Inc. All Rights Reserved.